土間コンクリートの種類と仕上げ

駐車場1台分・2台分の土間コンクリート
民間の比較サイトでは、車1台を停めるのに必要な広さは15㎡前後とされ、1〜2台分の駐車スペースなら20〜30㎡ほどになります。自転車やバイクも置くなら、その分も最初の広さに入れておきます。
工事は、地面を掘る鋤取り、砕石を敷いて締め固める転圧、型枠とワイヤーメッシュの設置、生コンクリートの打設、表面の仕上げ、養生の順に進みます。1〜2台分なら、着工から打設が終わるまで2〜4日ほどが目安です。雨の日は打設できないため、梅雨どきは日程が延びることがあります。
刷毛引き仕上げと金ごて仕上げ
刷毛引きは、固まる前の表面に刷毛を引いて細かい筋を付ける仕上げです。滑り止めになるため駐車場やアプローチでよく選ばれ、基本の料金に含まれていることが多い仕上げです。
金ごて仕上げは、こてで押さえて表面を平らでなめらかにする方法です。見た目はすっきりしますが、刷毛引きのような滑り止めの筋はありません。人がよく歩く所や傾斜のある所は刷毛引きにするなど、場所で使い分けることもできます。
スリット(目地)に砂利や芝を入れるデザイン
コンクリートを区切る目地の幅を広く取り、そこに化粧砂利や芝、タマリュウなどの植物を入れるデザインです。目地は、コンクリートの伸び縮みを吸収してひび割れを抑える役目もあります。
直線で区切るとすっきりした印象に、曲線にすると柔らかい印象になります。人工芝を、タイヤが乗らない部分に帯のように入れる方法もあります。植物を入れる場合は、水やりや刈り込みの手間がかかるため、手入れの時間と相談して選びましょう。
洗い出し仕上げ
コンクリートに混ぜた砂利を、固まりきる前に表面を水で洗い流して浮かび上がらせる仕上げです。表面がざらざらして滑りにくく、石の色で和風にも洋風にも合わせられます。民間の情報サイトでは、刷毛引きに比べて1㎡あたり4,000〜8,000円ほど高くなるとされています。駐車場全体ではなく、玄関まわりやアプローチなど人目に触れる所だけに使う方法もあります。
砂利・土の駐車場からの打ち替え
今は砂利や土の駐車場を、土間コンクリートにつくり直す工事です。コンクリートと砕石の厚みを取るため、地面を合計で20cmほど掘り下げます。上の砂利や土は撤去し、出た土は残土として運び出して処分します。
すでに古いコンクリートがある場所を打ち直す場合は、重機で砕くはつりと、出たコンクリートがらの処分が加わります。民間の情報サイトでは、コンクリートの撤去費用は新しく打つ費用より高くなることが多いとされています。
勾配と排水
コンクリートは水を通さないため、表面に少し傾きを付けて雨水を流します。民間の情報サイトでは、駐車場やアプローチで1〜2%(1m進むと1〜2cm下がる)が一般的な水勾配とされています。雨水は建物と反対の方向へ流し、道路の側溝や排水桝につなげます。福山の大雨の記録と水はけの考え方は、台風・大雨への備えで説明しています。

福山市で外構工事をご検討の方へ
- 駐車場・フェンス・ブロック塀など、工事の場所ごとにまとめて相談できます
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土間コンクリートの厚み・ワイヤーメッシュ・伸縮目地
厚みと下地
乗用車が乗る駐車場なら、コンクリートの厚さは10cm以上が一般的な目安です。民間の情報サイトでは、ミニバンやSUVなど重い車の場合は12〜15cmにするとよいとされています。その下には10cmほどの砕石を敷き、転圧機で締め固めます。この下地が弱いと、厚いコンクリートを打っても沈んだり割れたりする原因になります。
ワイヤーメッシュ
ワイヤーメッシュは、細い鉄筋を格子状に組んだ網です。コンクリートは押される力には強いものの、引っ張られる力には弱く、温度の変化で伸び縮みしたときにひびが入ります。メッシュを入れると、このひび割れを抑えられます。地面にじかに置かず、スペーサーという台に載せて、コンクリートの厚みの中ほどに来るように浮かせて入れるのが基本です。
伸縮目地
広い面を一枚で打つと、伸び縮みの力の逃げ場がなくなり、思わぬ所にひびが入ります。そこで、一定の間隔で目地を入れて面を区切ります。民間の情報サイトでは、2.5〜3m四方(6〜9㎡)に1本ほどの割合が推奨されています。目地の入れ方には、カッターで溝を切るカッター目地などがあります。
見積書では、コンクリートの厚さ、砕石の厚さ、ワイヤーメッシュの有無、目地の位置が書かれているかを確かめましょう。「土間コンクリート一式」だけの見積書なら、鋤取り、砕石、型枠、メッシュ、打設の内訳を出してもらうと、他社との比べ方がはっきりします。
土間コンクリートの養生とひび割れ
養生期間と車を乗せる時期
打ったコンクリートは、必要な強さが出るまで人も車も乗せずに置いておきます。これを養生と呼びます。民間の情報サイトでは、人が歩けるまで2〜3日、車が乗れるまで7〜10日ほどが目安とされ、着工から車を停められるまでは合わせて1週間半〜2週間ほどです。夏は乾きすぎを防ぐためにシートをかけ、冬は凍らないように手当てをすることがあります。
この間は駐車場が使えないため、近くの月極駐車場を短期で借りるか、家族の車をどこに停めるかを着工前に決めておきます。
ひび割れが出る理由
コンクリートは、固まる途中で水分が抜けて縮み、その後も気温で伸び縮みを繰り返します。民間の情報サイトは、どれだけていねいに施工しても、ひび割れの可能性をゼロにはできないとしています。
幅0.3mm以下の細いひびはヘアークラックと呼ばれ、強さにはほとんど影響しないとされます。一方、幅が広いひびや、ひびを境に段差ができたものは、雨水が入って中の鉄筋をさびさせるおそれがあります。こうしたひびを見つけたら、工事をした業者に相談してください。目地やメッシュは、ひびを減らし、出る場所を目地にそろえるための工夫です。
土間コンクリートの費用の目安
土間コンクリートの相場として、民間の比較サイトや情報サイトが示している全国の数字です。税込・税抜の区別はどのサイトにも書かれていません。支払う金額は、見積書の税込総額で確認しましょう。
1㎡あたりの総額
約8,000〜15,000円とするサイトと、15,000〜20,000円とするサイトがあります車1台分(約15㎡)
約12万〜22.5万円内訳の例(1㎡あたり)
生コンクリートの打設13,000〜15,000円、土間下の砕石3,000〜3,500円、残土処分1,000〜2,000円、ワイヤーメッシュ800〜1,000円、カッター目地600〜800円洗い出し仕上げ
刷毛引きに比べて1㎡あたり4,000〜8,000円の追加
重機が入れない狭い場所、高低差のある敷地、古いコンクリートや植木の撤去がある場合は、この目安に追加の費用がかかります。駐車場を道路側へ広げて歩道を切り下げる工事は、道路管理者の承認が別に要ります。
詳しくは駐車場の拡張をご覧ください。
