福山市で後付けするガレージの種類と基礎

物置型のスチールガレージ
物置メーカーが出している組み立て式のガレージです。鋼板の壁と屋根、正面のシャッターがひとそろいになっていて、決まったサイズの中から敷地に合う物を選びます。
あるメーカーのラインアップには、2棟を縦につないで前後両面にシャッターを付け、通り抜けられる型があります。集中豪雨の浸水に備えた止水仕様や、防火の決まりがある地域向けの防火仕様もそろっています。置き場所の幅と奥行きを測ってから、合う型を絞り込みます。
設計して建てる鉄骨ガレージ
間口や天井の高さを車の大きさと使い方に合わせて決め、鉄骨の柱と梁で建てるガレージです。車の整備や趣味の作業場を兼ねたい場合、2台以上を並べたい場合に選ばれます。
既製品より自由がきく分、構造の検討と基礎工事が増え、費用も上がります。ここで扱うのは住宅と別棟で建てる独立型です。家の1階に組み込むビルトインガレージは、建物の構造に手を入れる別の工事になります。
カーポートに側面パネルを付ける
ガレージまではいらないものの、横から吹き込む雨を防ぎたい場合の方法です。カーポートの側面に袖壁を付けると、メーカーの説明では横からの雨・風・雪の吹き込みを減らし、隣家からの視線や日差しもさえぎれます。
ただし、壁で囲う面が増えるほどガレージに近づき、下で説明する固定資産税の判断にもかかわります。屋根と柱の強さもパネルを付けた状態で確かめる必要があり、どの機種に付けられるかは商品ごとに決まっています。
バイク用のガレージ
オートバイや原付を雨とほこりから守り、盗難にも備えたい方向けの小型のガレージです。物置メーカーからは「バイク保管庫」として、シャッター付きの商品が出ています。
段差を上がって出し入れするため、スロープを付けるかどうかも決めておきます。あるメーカーの商品ではスロープはオプション品です。工具や部品の棚を置きたい場合は、車体の幅に加えて、人が横に立てる幅を見込んでおきましょう。
電動シャッター
リモコンやスイッチで開け閉めできるシャッターです。毎日車を出し入れする場合や、重いシャッターを手で上げ下げするのがつらい場合に向いています。
電動にすると、ガレージまで電気を引く工事が加わり、屋外の100V配線は電気工事士が行う工事です。
詳しくは外構の照明をご覧ください。
基礎(土間タイプと床付タイプ)
ガレージの床をどうするかで、基礎のつくり方が変わります。物置型のガレージやバイク保管庫には、床が付いた「床付タイプ」と、床のない「土間タイプ」を選べる商品があります。床のない型は、車やバイクを停める床面を土間コンクリートでつくってから建てます。
メーカーの組立説明書は、基礎と、転倒を防ぐアンカー工事までを標準の施工方法として定めています。見積書では、本体の組み立てとは別に、基礎とアンカーの工事が入っているかを確かめましょう。土間コンクリートの厚さや鉄筋の入れ方は、駐車場の土間と同じ考え方です。
詳しくは土間コンクリートをご覧ください。

福山市で外構工事をご検討の方へ
- 駐車場・フェンス・ブロック塀など、工事の場所ごとにまとめて相談できます
- 現地を測って出る見積書で、工事の内容と税込の金額を確かめてから依頼を決められます
- 提携事業者の建設業許可は、番号を確かめられたものだけを本サイトに載せます
ガレージの固定資産税と建築確認
固定資産税がかかるガレージの条件
固定資産税は、土地と家屋にかかる税金です。地方税法は家屋を「住家、店舗、工場…、倉庫その他の建物」と定め、その建物の意味は不動産登記の決まりと同じだと解されています。不動産登記規則は、屋根と周壁(またはこれに類するもの)があり、土地に定着し、目的の用途に使える状態の物を建物としています。
市町村の説明では、この中身を次の3つの要件で判断するのが一般的です。
- 土地への定着性 基礎などで土地に固定されている
- 外気分断性 屋根と三方以上の壁で、外から遮られた空間がある
- 用途性 車庫や物置、作業場などとして使える
三方を囲っていないカーポートは家屋に当たらず、壁とシャッターで囲ったガレージは家屋として扱われる、と説明している市もあります。面積の大小は関係ありません。
福山市では、家屋を新築・増築すると資産税課が調査し、国の固定資産評価基準で評価額を決め、毎年1月1日時点の持ち主に課税します。後付けのガレージが課税の対象になるかどうかは、建てる前に資産税課へ確かめておくと、翌年以降の負担が読めます。
建築確認
ガレージも建築基準法の建築物で、大きさと建てる地域によっては確認申請が必要です。物置型でも例外ではなく、申請が要る工事は確認済証が出るまで始められません。
詳しくはカーポートをご覧ください。
ガレージを建てる位置と道路との関係
ガレージは道路の近くに建てることが多いため、道路との位置関係を先に確かめておきます。
道路に突き出さない
建築基準法第44条は、建物を道路の中や道路に突き出して建てることを禁じています。庇などの出っ張りも含めて、敷地の内側に納めます幅4m未満の道に面する土地
市が指定した幅4m未満の道(いわゆる2項道路)では、道の中心線から2mの線が道路の境界とみなされます。今の道の端ではなく、その線より内側に建てます車の出し入れ
シャッターの前に、車が向きを変えて入れる広さが要ります。前面の道の幅と、駐車場の奥行きを合わせて考えます隣の家との距離
隣地との境の近くに建てる場合は、民法の決まりとお隣への説明も必要です
詳しくは境界ブロックをご覧ください。
ガレージの費用の目安
ガレージの価格について、全国向けの比較サイトが載せている数字を2026年10月に拾いました。掲載元に税の扱いの記載はなく、本サイトや提携業者が示す金額でもないため、比べるときは見積書に書かれた税込の合計を使ってください。
スチール製の組み立てキット(1台用)
30万〜80万円(本体の目安)独立型ガレージ(1台用)
100万〜300万円基礎工事
1㎡あたり1.5万〜2万円。1台用(約15㎡)で20万〜30万円電動シャッター
手動より10万〜20万円高いビルトインガレージ
200万〜500万円以上
組み立てキットの価格に基礎工事が入っているかどうかで、総額は大きく変わります。古い物置や土間の撤去、残土の処分、電気の配線が要る場合は、その分も見積書に載っているかを確かめましょう。
