フェンス・目隠しフェンスの種類と素材

アルミ形材のフェンス(横板・縦格子)
今の外構のフェンスで主流になっている素材です。アルミは軽くて錆びにくく、手入れの手間も少なめです。デザインは、横に板を並べる横板(横格子)と、縦に桟を並べる縦格子が基本で、板のすき間の幅を変えて隠れ方を調整します。
すき間をほとんどなくせば目隠しになり、すき間を広げれば境を示すフェンスになります。一方で、アルミだけの色や質感はやや硬い印象になりやすく、木の雰囲気がほしい場合は次の木目調を選ぶことになります。
木目調・樹脂のフェンス
アルミに木目の柄を付けたものと、樹脂や木粉入りの樹脂でつくる人工木のフェンスがあります。天然木のような見た目のまま、腐りにくく、色も変わりにくいのが特徴です。民間の情報サイトでは、樹脂のフェンスは手入れがしやすい反面、価格はやや高めとされています。
木の風合いをいちばん重視するなら天然木の板という選択肢もありますが、天然木は定期的な塗装が欠かせません。人工木と天然木の手入れの違いは、ウッドデッキのページで説明しています。
詳しくはウッドデッキをご覧ください。
スチールメッシュのフェンス
細い鋼線を網目に組んだフェンスで、フェンスの中ではもっとも安価です。圧迫感がなく、風も光もよく通りますが、目隠しにはなりません。隣地との境や敷地の裏手など、視線を気にしない場所の囲いに使われます。
隣地との境に立てる場合は、フェンスそのものより、境界の位置と費用の分け方を決めることが先になります(下の「隣家との境に立てる場合」で触れます)。
ルーバーフェンス
目隠しの板を斜めに取り付けたフェンスです。板が斜めに重なるため、正面からの視線はほぼさえぎりながら、すき間から風と光が入ります。洗濯物を干す庭や、リビングの窓の前など、隠したいけれど暗くしたくない場所に向いています。
木製と金属製があり、同じルーバーでも板の角度や間隔で見え方が変わります。隠したい窓の位置から、見本や実物でどこまで見えるかを確かめておきましょう。
目隠しフェンスの高さの考え方
高さは「どこから、何を隠したいか」で決めます。民間の情報サイトでは、通行人の視線を防ぐなら180〜200cmほどが目安とされています。庭で過ごすときの目線を隠したいのか、道路から窓の中を見えにくくしたいのかで、必要な高さは変わります。
注意したいのは、地面の高さが道路や隣地と違う場合です。敷地が道路より高いと、同じフェンスでも道路から見た高さは増えます。逆に低い場合は、思ったほど隠れません。高くするほど費用も風の力も増えるため、隠したい範囲だけを高くし、ほかは低めにする方法もあります。
ブロックの上に付ける場合と独立基礎
フェンスの柱の立て方は2通りです。一つは、ブロック塀や基礎ブロックの穴に柱を差し込んで固定する方法で、今あるブロックに穴を開ける場合はコア抜きという工事が加わります。もう一つは、独立基礎と呼ぶ基礎ブロックを地面に埋め込み、そこに柱を立てる方法です。
ブロックの上に付ける場合、あるメーカーの施工説明書は、フェンスを含めたブロック塀の総高さを2.2m以下にするよう求めています。ブロックはJIS A 5406で強度区分16(C種)以上の重量ブロックを使い、高さ1200mm・風速38m/sの条件では12cm以上のブロックを使う、という指定も書かれています。古いブロックの上に高いフェンスを足す場合は、塀そのものが基準に合っているかを先に確かめてください。
詳しくはブロック塀をご覧ください。

福山市で外構工事をご検討の方へ
- 駐車場・フェンス・ブロック塀など、工事の場所ごとにまとめて相談できます
- 現地を測って出る見積書で、工事の内容と税込の金額を確かめてから依頼を決められます
- 提携事業者の建設業許可は、番号を確かめられたものだけを本サイトに載せます
目隠しフェンスと風・隣家との関係
風を受ける面と柱の間隔
すき間の少ない目隠しフェンスは、メッシュフェンスに比べて風が当たる面が大きくなります。民間の情報サイトも、強風に弱く壊れやすい点を目隠しフェンスの弱点に挙げています。
あるメーカーの施工説明書は、風当たりの強い場所では柱の間隔を1,000mm以内に詰めるよう求め、屋上や沿岸に面した非常に風当たりの強い場所には設置しないよう書いています。風が強く当たる場所では、商品ごとの設置条件を業者と一緒に確かめましょう。柱を立てた後のモルタルやコンクリートには、説明書で4日〜1週間の養生期間が求められています。福山の強風の記録とメーカーの強さの表示の読み方は、カーポートのページにまとめています。
詳しくはカーポートをご覧ください。
隣家との境に立てる場合
隣の家との境に立てるフェンスは、どちらの土地に立てるか、費用をどう分けるかを先に決めておく必要があります。民法には境の塀の費用を分ける決まりがあります。境界の内側に立てる場合でも、高い目隠しは隣家の日当たりや風通しにかかわるため、工事の前に一言伝えておくと話が進めやすくなります。
詳しくは境界ブロックをご覧ください。
フェンス・目隠しフェンスの費用の目安
民間の比較サイトや情報サイトが出している全国の相場です。どのサイトも税の扱いを書いていないので、見積書に出る税込の合計で比べてください。
フェンス工事の総額
1mあたり15,000〜35,000円(本体5,000〜60,000円、工事7,000〜30,000円)素材ごとの1mあたり
スチールは5,000〜1万円、木目調は1万〜3万円、アルミ形材は1万〜6万円目隠しフェンス
本体1mあたり15,000〜40,000円に、設置費が1mあたり5,000円〜ブロック塀の上に付けるためのコア抜き
5万〜10万円
同じ長さでも、高さ、柱の本数、基礎のつくり方で金額は変わります。見積書では、フェンスの商品名と高さ、柱の間隔、独立基礎かブロックへの埋め込みか、既存のフェンスの撤去と処分が入っているかを確かめましょう。外構全体の予算の中でフェンスにどこまでかけるかは、外構工事の費用の目安もご覧ください。
