立水栓の種類と選び方

立水栓ユニット
水栓柱と蛇口、水受けがひとそろいになった製品です。四角い柱、丸い柱、れんがやタイル風の柱など見た目の種類が多く、門まわりや外壁の色に合わせて選べます。
柱の中を給水管が通り、上の蛇口まで水を送ります。柱の高さは、手を洗う、じょうろに水を汲むといった使い方に合わせて決めます。民間の情報サイトでは、本体の価格はシンプルな既製品で5,000円〜1万円程度、デザイン性の高い製品で3万〜10万円程度とされています(税込・税抜の記載なし)。
水受け(ガーデンパン)
立水栓の足元に置き、蛇口から落ちる水を受けて排水口へ流す受け皿です。民間の情報サイトは、水受けなしで設けると水が土にしみてぬかるむとし、水受けに勾配を付けて排水溝や浸透桝へ流せる位置を選ぶよう勧めています。水受けを付ける費用は1万〜3万円程度が目安です(税込・税抜の記載なし)。
下水道の排水設備につなぐ工事は、福山市では下水道排水設備指定工事店の一覧が別にあり、給水の工事とは扱う業者の指定が分かれています。
2口水栓
蛇口が上下や左右に2つ付いた立水栓です。片方にホースをつなぎっぱなしにし、もう片方で手を洗う、バケツに水を汲む、という使い分けができます。
洗車や庭の水やりでホースを使う家では、ホースを付け外しする手間が減ります。下の蛇口を低い位置に付けた型は、バケツを置いたまま水を汲めるため、掃除や洗車の道具を洗うのにも向いています。
混合水栓・お湯の出る立水栓
水とお湯を混ぜて出せる蛇口を付けた立水栓です。冬に手を洗う、ペットや泥の付いた道具をぬるま湯で洗う、といった使い方ができます。
お湯を出すには、給湯器から立水栓まで給湯管を延ばす必要があり、水だけの立水栓より配管の工事が増えます。給湯器の位置から立水栓までの距離と、配管を通すルートが費用を左右します。
散水栓からの交換
建売住宅などで、地面の箱の中に蛇口が収まった散水栓を、立って使える立水栓に替える工事です。民間の比較サイトの説明では、かがまずに蛇口をひねれるようになる点が、交換の主な理由として挙げられています。
既存の散水栓の配管を使えるため、新しく管を引くより工事は小さく済みます。民間の比較サイトでは、依頼者が立水栓を用意して工事だけを頼む場合、1か所19,000〜21,000円とされ、周りがコンクリートやタイルならはつり工事の費用が加わります(税込・税抜の記載なし)。
駐車場・洗車用の水栓
駐車場の近くに設け、洗車やタイヤ・自転車の泥落としに使う水栓です。車の出し入れの邪魔にならず、ホースが車の反対側まで届く位置を選びます。
駐車場の土間コンクリートを打った後に設けると、コンクリートをはつって管を通す工事が要ります。駐車場の工事を計画している段階なら、先に給水管を通しておくと手戻りがありません。

福山市で外構工事をご検討の方へ
- 駐車場・フェンス・ブロック塀など、工事の場所ごとにまとめて相談できます
- 現地を測って出る見積書で、工事の内容と税込の金額を確かめてから依頼を決められます
- 提携事業者の建設業許可は、番号を確かめられたものだけを本サイトに載せます
立水栓の給水管の延長と指定給水装置工事事業者
立水栓を新しく設ける、場所を移す、といった工事では、家の給水管から分岐して管を延ばします。この給水管と蛇口までの設備を「給水装置」と呼び、その工事を給水装置工事といいます。
水道法第16条の2により、水道事業者は給水装置工事を適正に行える者を指定し、給水装置がその指定給水装置工事事業者の工事によるものであることを、水の供給の条件にできます。福山市上下水道局は、水道の工事や修理は福山市指定給水装置工事事業者に申し込むよう案内し、市内と市外の事業者の一覧を公開しています(一覧は2026年2月9日現在、2026年10月4日時点で確認)。
外構の工事を頼む業者と、給水の工事をする業者が別になることもあります。見積もりの段階で、給水管をつなぐ部分をどの事業者が行うのか、その事業者が福山市の一覧に載っているかを確かめておきましょう。
立水栓の凍結対策
気象庁の福山の観測では、日最低気温の記録が-9.2℃(1981年2月27日)で、近年も-8.1℃(2016年1月25日)、-7.5℃(2021年1月9日)を記録しています。1月の日最低気温の平年値は0.0℃です。
福山市上下水道局は、次のような場所の水道管が凍りやすいとしています。
- 家の北側などで日の当たらない場所
- 風当たりの強い場所
- 水道管が露出している場所
立水栓を設ける場所はなるべく日の当たる側を選び、柱の中や地上に出た管は保温材で覆います。寒さの厳しい日は、凍結防止帯(ヒーター)を巻く方法もあります。凍ってしまったら、熱湯ではなく、タオルをかぶせた上からぬるま湯をゆっくりかけるよう市は案内しています。蛇口を閉めると柱の中の水が地中へ抜ける不凍水栓柱という製品もあり、北側に設けるなら候補になります。
立水栓の費用の目安
民間の情報サイトが示す目安です(税込・税抜の記載なし)。
合計の目安(本体+工事)
5万〜20万円程度散水栓から立水栓への交換(既存の配管を使用)
3万〜8万円新しく設置(既存の配管から分岐・5m以内)
8万〜15万円不凍水栓柱への交換
5万〜12万円
給水管を延ばす距離が長いほど、掘る量が増えて費用は上がります。見積書では、本体、配管、水受けと排水、既存の撤去が分けて書かれているかを確かめてください。
